2026年の中学受験を控える保護者の皆様にとって、入試日程は志望校選びと同じくらい重要なことではないでしょうか。
特に2026年は、2月1日が日曜日にあたるため、一部の学校で入試日が変更される可能性があり、東京や神奈川、埼玉、千葉を含む関東圏では、特に女子の受験生に大きな影響が出ることが予想されます。
この記事では、最新情報に基づいた日程表やスケジュール表を参考に、各エリアの動向と併願戦略を分かりやすく解説します。
さらに、中学受験で偏差値40だとどのくらい優秀?といった疑問にも触れながら、ご家庭に最適な受験プランを立てるためのヒントを提供しますので、ぜひ最後までご覧ください。
<記事のポイント>
・サンデーショックが及ぼす影響と注目校の動向
・【首都圏】東京・神奈川・埼玉・千葉の主要日程
・【全国】関西・愛知・九州エリアの日程と特徴
・偏差値や志望校に合わせた併願スケジュールの組み方
2026年・中学受験日程の重要ポイント

- 日程表・スケジュール表で全体像を把握
- 東京の入試解禁日と主要校の動向
- 神奈川で注目されるサンデーショック
- 埼玉の1月入試と併願戦略
- 千葉の入試日程とスケジュールの立て方
- 女子校で特に注意すべき入試日程
日程表・スケジュール表で全体像を把握
2026年の中学受験を乗り切るためには、まず年間の全体像を把握することが不可欠です。
説明会から出願、本番の入試まで、重要なイベントが目白押しです。以下に一般的なスケジュールをまとめましたので、ご家庭の計画を立てる際の参考にしてください。
特に、夏休み前後に開催される学校説明会や文化祭は、志望校を肌で感じる絶好の機会です。早めに情報収集を開始し、お子様のモチベーションを高めていきましょう。
時期 | 主なイベント | ポイント |
---|---|---|
2025年4月~7月 | 学校説明会(オンライン・対面) 大手塾の模試 | 志望校候補をリストアップし、積極的に説明会へ参加する時期。模試で現在の立ち位置を確認します。 |
2025年8月~11月 | 文化祭・体育祭 入試要項の発表 大手塾の合格判定模試 | 学校の雰囲気を知る最後のチャンス。入試要項が発表されたら、出願資格や日程を必ず確認します。 |
2025年12月~2026年1月 | 出願開始(千葉・埼玉など) 1月入試(千葉・埼玉など) | いよいよ出願が始まります。Web出願が主流ですが、書類の準備は早めに行いましょう。 |
2026年2月1日~ | 首都圏 本格入試開始(東京・神奈川) | 2月1日から東京・神奈川の入試が解禁。連日の試験に備え、体調管理が最も重要になります。 |
2026年3月 | 合格発表 入学手続き | 合格発表の日時と手続きの締切日を事前にリストアップし、抜け漏れがないように注意します。 |
Web出願の注意点
近年、ほとんどの学校でWeb出願が採用されています。顔写真のデータやクレジットカード決済など、事前に準備が必要なものも多いため、募集要項を熟読し、出願期間の直前に慌てないようにしましょう。
東京の入試解禁日と主要校の動向
東京都の私立中学校の入試は、例年2月1日が解禁日です。多くの学校がこの日に第1回目の入試を集中させるため、どの学校を受験するか、非常に重要な選択となります。
2026年入試では、2月1日が日曜日にあたる「サンデーショック」の影響が注目されています。特に、女子御三家の一角である女子学院は、例年通り入試日を2月2日(月)にずらすことを発表しています。これにより、普段は併願できない桜蔭(2月1日入試)とのダブル受験が可能になります。
2026年東京の注目動向
女子学院の日程変更により、最上位層の受験パターンが大きく変わる可能性があります。これまで「桜蔭か女子学院か」で悩んでいた受験生が両方に出願することで、それぞれの学校の競争率に変化が出ることも考えられます。
一方で、同じく御三家の桜蔭や雙葉は例年通り2月1日に入試を行う見込みです。男子校の開成、麻布、武蔵の男子御三家はサンデーショックの影響を受けず、例年通りの日程で実施されることがほとんどです。
神奈川で注目されるサンデーショック

神奈川県の中学入試も、東京と同様に2月1日から本格的にスタートします。こちらもサンデーショックの影響が注目されるエリアです。
特に大きな話題となっているのが、女子トップ校であるフェリス女学院の動向です。これまでサンデーショックの年には入試日をずらしてきましたが、2026年入試では日程を変更せず、2月1日(日)に実施すると見られています。これは、過去40年間で初めてのこととも言われており、大きな変化点です。
フェリス女学院が日程をずらさないことで、2月2日に移動する女子学院との併願が可能になります。「日本一古い女子校」とも称されるプロテスタント系の両校は校風が似ているため、この2校を併願する受験生は少なくないと予想されますね。
また、同じく神奈川の伝統校である横浜雙葉や横浜共立学園も、今回は入試日を大きく動かさない方針のようです。この背景には、近年の共学校人気や受験生の安全志向の高まりを受け、第一志望の生徒を確実に確保したいという学校側の意図があると考えられます。
併願パターンの複雑化に注意
フェリス女学院が2月1日にとどまることで、神奈川県内の併願パターンは前回(2015年)のサンデーショックとは大きく異なります。過去のデータを鵜呑みにせず、最新の情報を常にチェックすることが合格への鍵となります。
埼玉の1月入試と併願戦略
埼玉県の中学入試は、首都圏で最も早く、1月10日前後からスタートします。東京や神奈川の2月入試を本番とする受験生にとって、この1月入試は「お試し受験」や「腕試し」として重要な位置づけとなります。
特に、栄東や開智といった大規模校は、多くの受験生が本番さながらの雰囲気を体験するために受験します。ここで合格を得ておくことで、精神的な余裕を持って2月の本命校に臨むことができます。
主な埼玉の進学校
- 栄東中学校
- 開智中学校
- 浦和明の星女子中学校
- 淑徳与野中学校
1月入試の重要性
1月入試の目的は、単に試験に慣れるだけではありません。必ず1校は合格を確保しておくことで、お子様の自信につながり、2月以降の厳しい戦いを乗り越えるための大きな支えとなります。安全校、実力相応校をバランス良く組み合わせて出願する戦略が求められます。
千葉の入試日程とスケジュールの立て方
千葉県の中学入試は、埼玉県の次に早く、1月20日前後から本格化します。渋谷教育学園幕張、市川、東邦大東邦の「千葉御三家」をはじめとする人気校がひしめき合っています。
千葉の入試は、埼玉と同様に2月のお試しとして受験する層に加え、これらの学校を第一志望とする層も多く、毎年激しい競争が繰り広げられます。
スケジュールの立て方としては、1月20日の市川(1回)、22日の渋谷教育学園幕張(1次)など、主要校の試験日が重ならないように設定されているため、複数の学校を併願することが可能です。しかし、移動時間や体力面を考慮し、無理のないスケジュールを組むことが重要です。
渋幕の2次試験に注意
最難関の渋谷教育学園幕張は、1月22日の1次試験に加え、2月2日に2次試験を実施します。東京・神奈川の最難関校と日程が重なるため、どの学校を優先するのか、ご家庭での事前の話し合いが不可欠です。
女子校で特に注意すべき入試日程
2026年入試において、最も大きな影響を受けるのが女子の受験生と言っても過言ではありません。サンデーショックの主な理由は、日曜日に礼拝を行うプロテスタント系の学校が入試を避けるためであり、これらの学校には歴史ある名門女子校が多く含まれます。
サンデーショックで日程変更が予想される主な女子校
- 女子学院中学校(東京)
- 東洋英和女学院中学部(東京)
- 立教女学院中学校(東京)
- 横浜共立学園中学校(神奈川)
これらの学校が2月2日に移動することで、2月1日校との併願が可能になり、受験のチャンスが広がります。これを「サンデーチャンス」と捉える向きもあります。
チャンスの裏にある注意点
併願の選択肢が増える一方で、人気校の倍率が局地的に上昇するリスクも考慮しなければなりません。例えば、女子学院を第一志望とする受験生が、2月1日に他の難関校を併願するケースが増えるため、例年以上に厳しい戦いになる可能性があります。
周囲の雰囲気に流されず、お子様の学力や性格に合った併願プランを冷静に立てることが重要です。
全国主要エリアの2026年・中学受験日程

- 関東全体の入試日程の特徴と傾向
- 関西の統一入試日と併願パターン
- 愛知県の私立中学入試日程
- 九州地方の主要な入試スケジュール
- 中学受験で偏差値40だとどのくらい優秀?
関東全体の入試日程の特徴と傾向
関東(東京、神奈川、千葉、埼玉)の中学入試は、1月と2月に集中しているのが最大の特徴です。この短期間に多くの試験が行われるため、戦略的なスケジュール管理が合否を分けます。
関東の入試パターンの流れ
- 1月上旬~中旬(埼玉・千葉):お試し受験で試験の雰囲気に慣れ、合格を確保する。
- 1月下旬(千葉):実力相応校や挑戦校にトライする。
- 2月1日~3日(東京・神奈川):本命校や最難関校の入試が集中する最重要期間。
- 2月4日以降:2次・3次募集や午後入試で最後のチャンスを掴む。
2026年はサンデーショックにより、特に2月1日と2日の併願パターンが例年と大きく異なります。「1日にフェリス、2日に女子学院」といった、これまで不可能だった組み合わせが実現するため、受験生の動向が分散するのか、それとも特定の学校に集中するのか、注意深く見守る必要があります。
関西の統一入試日と併願パターン
関西(大阪、兵庫、京都、奈良など)の中学入試は、関東とは大きく異なり、例年1月の第3土曜日からという「統一入試日」が設けられています。2026年もこの慣例は続くとみられ、多くの難関校がこの日に一斉に入試を開始します。
関西の入試の特徴
- 統一入試日:多くの学校が同じ日にスタートするため、初日に受験できるのは実質1校のみ。
- 前受け受験:統一入試日の前に、岡山や愛知などの学校を「前受け」として受験する文化があります。
- 解禁後の連続日程:統一入試日以降、数日間にわたって多くの学校が試験日を設定しており、短期決戦となります。
最難関の灘中学校(兵庫)は統一入試日(2日間実施)に試験を行います。関東の受験生が「腕試し」として受験するケースも見られます。関西圏の受験生は、この統一入試日にどの学校を選ぶかが最初の大きな決断となります。
愛知県の私立中学入試日程

愛知県の中学入試は、関東や関西の動きとは異なり、独自のスケジュールで進行します。例年、12月下旬から1月上旬にかけて推薦入試が行われ、1月下旬から2月上旬にかけて一般入試が行われるのが一般的です。
東海地方の最難関である東海中学校(男子校)や南山中学校女子部は、例年2月上旬に入試日を設定しています。
首都圏・関西からの「前受け」
愛知県の海陽中等教育学校(特別給費生試験)は12月中旬に入試が行われるため、首都圏や関西の最上位層が力試しとして受験することがあります。このように、地域によって入試のタイミングが異なることを利用した受験戦略も存在します。
愛知県内の受験生にとっては、2月上旬の本命校に向けて、1月に行われる他の私立中学で合格を確保しておくという、関東に近い併願パターンが一般的です。
九州地方の主要な入試スケジュール
九州地方(福岡、熊本、鹿児島など)の中学入試は、主に1月上旬から中旬にかけて行われます。多くの学校がこの期間に試験日を設定しており、比較的短期間で入試シーズンが終わるのが特徴です。
九州を代表する難関校であるラ・サール中学校(鹿児島)や久留米大学附設中学校(福岡)は、例年1月下旬に入試日を設定しており、全国から優秀な受験生が集まります。
福岡県内では、1月上旬に多くの私立中学校の入試が行われるため、福岡の受験生はまずここで併願校の合格を目指し、その後、久留米大学附設などの最難関校に挑戦するという流れが一般的です。公立中高一貫校も人気があり、こちらは1月上旬に試験が行われます。
中学受験で偏差値40だとどのくらい優秀?
中学受験における「偏差値」は、小学校のテストの点数とは全く異なる指標です。中学受験に挑戦するのは、多くが学習塾に通う意欲の高い生徒たち。その集団の中での相対的な位置を示すのが偏差値です。
中学受験の偏差値40は、決して低い成績ではありません。むしろ、小学校のクラスの中では上位層に位置することがほとんどです。受験という厳しい競争の場に身を置いていること自体が、素晴らしい挑戦と言えます。
偏差値40からの日程戦略
偏差値40前後の受験生が合格を勝ち取るためには、日程戦略がより重要になります。
- 挑戦校:憧れの学校にチャレンジする。不合格でも落ち込まないよう、あくまで「挑戦」と位置づける。
- 実力相応校:模試の合格可能性が50%~80%の学校。複数回受験できる学校を選び、合格のチャンスを増やす。
- 安全校:合格可能性80%以上の学校。必ず合格を確保し、心に余裕を作るための重要な存在。
1月入試で早めに安全校の合格を確保し、自信を持って2月の実力相応校や挑戦校に臨むという王道のスケジュールが、この層にとっては特に有効な戦略となります。
2026年・中学受験日程の最終確認
この記事では、2026年の中学受験日程について、サンデーショックの影響や各エリアの動向を中心に解説してきました。最後に、重要なポイントをリスト形式でまとめますので、今後のスケジュール管理にお役立てください。
- 2026年は2月1日が入試日がずれるサンデーショックの年
- サンデーショックは主に日曜礼拝を重んじるプロテスタント系女子校に影響する
- 東京の女子学院は2月2日に入試日を移動する見込み
- 神奈川のフェリス女学院は日程を動かさず2月1日実施と予想される
- 結果として女子学院とフェリスという異例の併願が可能になる
- 男子御三家や多くの共学校はサンデーショックの影響をほぼ受けない
- 関東の入試は1月上旬の埼玉からスタートする
- 1月入試は本命校に向けたお試し受験として非常に重要
- 千葉の入試は1月20日前後から本格化し多くの受験生が挑戦する
- 関西の入試は1月中旬の統一入試日に一斉にスタートする
- 愛知や九州は1月中に多くの入試が行われる独自のスケジュールを持つ
- 中学受験の偏差値は小学校の成績とは異なり受験集団内での位置を示す
- 偏差値40は小学校では上位層にあたり決して悲観する数値ではない
- 日程戦略では挑戦校・実力相応校・安全校のバランスが重要
- 最新情報は各学校の公式サイトや塾からの発表を必ず確認する
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