N-BOXのフルフラットのやり方と段差解消で広々寝床を作る方法

軽自動車の中でも圧倒的な室内空間を誇るN-BOXは、日常の移動だけでなく車中泊にも活躍します。その魅力を最大限に引き出すために、多くの人が検索するのが「NBOXのフルフラットのやり方」です。

正しい手順を知れば、限られた車内でも足を伸ばして眠れる快適な空間を作ることができます。

本記事では、N-BOXをフルフラットにする手順解説から、フラットモードへの切り替えと注意点、後部座席を倒して広い空間を作る方法まで、初心者でもわかりやすく紹介します。

さらに、フルフラット時の室内長とサイズ感、初代・JF1モデルでのフルフラット化ポイントも解説し、モデルごとの違いにも触れます。また、車中泊で快適にする段差解消テクニックや、フルフラットを活かした車中泊レイアウト、新型モデルの特徴と改善点も総まとめ。

これからN-BOXで車中泊を始めたい方や、より快適なフルフラット空間を作りたい方にとって、役立つ実践情報を余すことなくお届けします。

＜記事のポイント＞
・N-BOXを安全かつ効率的にフルフラット化する手順
・モデル別（初代JF1型・新型）の特徴
・車中泊時の快適性を高める段差解消やレイアウト方法
・寝具や車中泊キットの選び方と活用テクニック

NBOXのフルフラットのやり方と基本手順
NBOXのフルフラットのやり方と車中泊活用法

NBOXのフルフラットのやり方と基本手順

N-BOXをフルフラットにする手順解説
フラットモードへの切り替えと注意点
後部座席を倒して広い空間を作る方法
フルフラット時の室内長とサイズ感
初代・JF1モデルでのフルフラット化ポイント
車中泊で快適にする段差解消テクニック

N-BOXをフルフラットにする手順解説

N-BOXをフルフラットにするには、正しい手順を踏むことで安全かつ快適な空間を作ることができます。

まず運転席と助手席のヘッドレストを外します。これは背もたれを最後まで倒すために必要な作業で、外し忘れるとシートが途中で引っかかってしまいます。

次に、後部座席を一番後ろまでスライドさせ、背もたれをしっかり固定しておきます。

そのうえでフロントシートを前方いっぱいまでスライドし、背もたれを後方へ倒します。助手席側はダッシュボードを含めて約178cmの長さが確保できるため、大柄な方でも足を伸ばして横になれるスペースが生まれます。

NBOX公式・フロントシートやり方

ただし、シート面には段差や凹凸が残るため、そのままでは寝心地が悪い場合があります。そこで厚手のマットやエアマットを敷くことで、平坦に近い状態に整えることが可能です。

N-BOXをフルフラットにする手順をわかりやすく表

手順	作業内容	ポイント・注意点
1	運転席・助手席のヘッドレストを外す	背もたれを最後まで倒すために必須。外し忘れると途中で引っかかる
2	後部座席を一番後ろまでスライド	背もたれをしっかり固定し、前席との距離を確保
3	フロントシートを前方いっぱいまでスライド	寝るスペースを最大限に確保するための準備
4	フロントシートの背もたれを後方へ倒す	助手席側は約178cm確保可能。大柄な人でも足を伸ばせる
5	マットやエアマットを敷く	シートの段差や凹凸をなくし、寝心地を改善
6	足元に踏み台＋マットを追加	平坦な就寝スペースを作ることで快適性アップ

さらに、足元に踏み台を置いてその上にもマットを敷くと、より快適な就寝スペースが完成します。この手順を守れば、限られた室内空間でも効率的にフルフラット化でき、車中泊や休憩に活用できるでしょう。

フラットモードへの切り替えと注意点

N-BOXのシートをフラットモードに切り替える際には、作業手順だけでなく安全面への配慮が欠かせません。切り替えは、必ず車を安全な場所に停め、サイドブレーキをかけた状態で行います。

背もたれを倒すときは勢いよく倒さず、手を添えてゆっくり操作することが大切です。

急に戻ってしまうと手や顔に当たり、怪我の原因になる恐れがあります。また、フラット状態で人や荷物を乗せたまま走行することは避けるべきです。

▶NBOX公式・フルフラットのやり方

ブレーキ時やカーブで不意に動いてしまい、重大な事故に繋がる危険があります。さらに、フラット化の際にはヘッドレストやレバーの位置を確認し、無理に力を加えないようにしましょう。

特に冬場や長年使用している車両では、金属部や可動部の動きが硬くなる場合がありますので、力任せに操作すると部品破損のリスクが高まります。こうした注意点を守れば、シートの変形や事故を防ぎつつ、安全にフラットモードを活用できます。

後部座席を倒して広い空間を作る方法

後部座席のアレンジは、N-BOXの室内空間を最大限に活かすうえで重要なポイントです。

まず後部座席を一番後ろまでスライドさせ、背もたれをしっかり固定してから作業を始めます。その後、レバーを操作して背もたれを前方へ倒します。これにより、ラゲッジスペースから前方シートまで一直線につながる空間が確保されます。

N-BOX 後部座席アレンジ手順とポイント

手順	作業内容	効果・ポイント	注意点
1	後部座席を一番後ろまでスライド	前席との距離を最大化	作業前に背もたれを固定する
2	背もたれを前方へ倒す	ラゲッジから前席まで一直線の空間確保	倒す際はレバー操作を確実に行う
3	大型荷物の積載	キャンプ用品や長物の収納が可能	重い荷物はバランスよく配置
4	フロントシートと連動	背もたれを倒してほぼフルフラット化	就寝時の快適性向上
5	段差解消	折りたたみマットやクッション材を併用	段差放置は腰や背中に負担
6	快適性向上の工夫	長時間の使用や車中泊にも対応	通気性や断熱性も考慮すると快適度UP

後部座席を倒した状態では、大型のキャンプ用品や長物も積載可能となり、アウトドアや車中泊の準備がしやすくなります。さらに、この方法をフロントシートの背もたれ倒しと組み合わせることで、ほぼフルフラットに近い就寝スペースが完成します。

ただし、座面と背もたれの間には段差が残るため、そのまま寝ると腰や背中に負担がかかります。段差を埋めるには、折りたたみ式のマットやクッション材を併用すると効果的です。

特に長時間の使用や就寝を予定している場合は、快適性を高める工夫が必要になります。このように後部座席の倒し方を工夫すれば、日常使いからレジャーまで幅広く対応できる空間が作れます。

フルフラット時の室内長とサイズ感

N-BOXをフルフラットにしたときの室内長は、モデルやシートアレンジによって異なりますが、一般的にはシート面で約164cm、助手席側をダッシュボードまで含めると約178cmほどの長さが確保できます。

この数値は軽自動車としては非常に広く、大人でも足を伸ばして横になれるスペースです。

新型やカスタムモデルでもほぼ同等の長さが確保されており、車中泊や長距離ドライブでの休憩に十分対応できます。ただし、幅はシート間のアームレストやドア形状によって若干狭く感じる場合があります。

特に2人で使用する場合は、マットや寝具の幅を事前に確認しておくと快適性が向上します。また、室内高は後部座席側が高く設計されているため、天井までの圧迫感が少ないのも特徴です。

N-BOX フルフラット時の室内寸法と特徴

項目	数値・特徴	補足ポイント
室内長（シート面）	約164cm	大人が横になるのに十分な長さ
室内長（助手席側含む）	約178cm	ダッシュボードまで活用可能で足を伸ばせる
室内幅	やや狭め	アームレスト・ドア形状の影響あり
室内高	後部座席側が高め	天井までの圧迫感が少なく快適
新型・カスタムモデル	長さはほぼ同等	モデル違いでも車中泊に対応可能
利用シーン	車中泊・長距離ドライブの休憩	マットを使うと快適性UP
段差対策	エアマット・厚手の敷物	凹凸をなくして腰・背中の負担軽減

一方で、フラット化しても段差や凹凸が残るため、就寝時にはエアマットや厚手の敷物を活用するのがおすすめです。室内長や高さの特徴を把握しておけば、限られた空間でも効率よく活用でき、快適な車内環境を作りやすくなります。

初代・JF1モデルでのフルフラット化ポイント

初代N-BOX（JF1型）でフルフラット化を行う場合、現行モデルと比べていくつか異なる点を理解しておくことが大切です。

JF1型は発売から年数が経過しているため、シートレールやリクライニング機構の動きが硬くなっている個体もあります。そのため、作業前にレール部分の清掃や潤滑を行うとスムーズに動かせます。

手順としては、まず助手席と運転席のヘッドレストを外し、助手席を前方にスライドさせて背もたれを最大限まで倒します。後部座席は一番後方までスライドし、背もたれをしっかり固定してから倒すことで、室内全体を広げられます。

ただし、JF1型は現行型よりも床面の段差がやや大きく、完全な平面になりにくい傾向があります。そこで、厚めのエアマットや折りたたみマットを活用して段差を解消するのがおすすめです。

さらに、古い年式のためクッション材がへたっている場合があり、そのまま横になると腰や背中に負担がかかる可能性もあります。こうした特性を理解し、準備を整えれば、初代モデルでも快適なフルフラット空間を作り出せます。

車中泊で快適にする段差解消テクニック

N-BOXをフルフラット化しても、シートの構造上どうしても段差や隙間が生じます。これを放置すると就寝時の快適性が損なわれ、翌朝の疲れや腰痛につながることがあります。

段差を解消する方法として、まず市販の車中泊用マットを活用するのが簡単です。厚みが5cm以上あるエアマットやインフレータブルマットであれば、段差を吸収してほぼ平坦な寝床が作れます。

また、コストを抑えたい場合は、ホームセンターで購入できるジョイントマットを組み合わせて敷く方法も有効です。さらに、足元の隙間部分に収納ボックスや折りたたみ式の台を置き、その上からマットを敷くと安定感が増します。

この方法は収納スペースの確保にもつながるため、一石二鳥です。注意点として、設置物が走行中に動かないよう、必ず固定しておくことが必要です。

特に車中泊後にすぐ移動する場合は、荷物やマットが滑らないよう滑り止めシートを併用すると安心です。段差を解消するひと手間を加えることで、N-BOXの室内空間はより快適な休憩・睡眠スペースに変わります。

NBOXのフルフラットのやり方と車中泊活用法

フルフラットを活かした車中泊レイアウト
新型モデルの特徴と改善点
ニトリのマットで寝心地を高める方法
2人でも広々使えるシートアレンジ
車中泊キットや自作ベッドの活用法
最新キット選びで失敗しないポイント

フルフラットを活かした車中泊レイアウト

N-BOXをフルフラットにした後のレイアウトは、車中泊の快適性を大きく左右します。

限られた空間を最大限に活用するためには、寝るスペースと荷物スペースを明確に分けることが重要です。例えば、助手席から後方にかけてを寝床とし、荷物はベッド下や後部ラゲッジスペースに収納します。

このとき、ベッドの高さを少し上げることで、下部にコンテナや収納ボックスを置けるようになります。また、2人で利用する場合は、幅のあるマットを敷き、中央に仕切りを作るとそれぞれが快適に過ごせます。

N-BOX フルフラット後の車中泊レイアウト例とポイント

項目	レイアウト・工夫	効果・ポイント
寝るスペース	助手席から後方にかけてマットを敷く	足を伸ばして就寝可能、体の負担軽減
荷物スペース	ベッド下・後部ラゲッジに収納	限られた空間を有効活用
ベッド高さ調整	少し高めに設定し下部収納確保	コンテナ・収納ボックスを配置可能
2人利用時	幅広マット＋中央仕切り	プライバシー確保・快適性向上
夏対策	防虫ネット・ウィンドウシェード	虫侵入防止と換気確保
冬対策	断熱シート・寝袋	保温効果で寒さ軽減
照明配置	LEDランタンを低位置に設置	柔らかい間接照明でリラックス
動線設計	出入口や収納へのアクセス確保	就寝・起床・荷物取り出しがスムーズ

夏場は網戸代わりの防虫ネットやウィンドウシェードを活用し、冬場は断熱シートや寝袋で寒さ対策を行うと季節を問わず快適です。

照明はLEDランタンを低い位置に設置し、就寝時には間接照明のように柔らかい光を使うとリラックス効果があります。

小さな空間だからこそ、レイアウトと動線を意識すれば驚くほど快適に過ごせる車中泊空間が完成します。

新型モデルの特徴と改善点

新型N-BOXは、フルフラット化や車中泊用途においても改良が施されています。

まず、シートのクッション性とリクライニング機構が改善され、よりスムーズにフラットモードへ切り替えられるようになりました。これにより、手順が少なく、短時間で就寝スペースを確保できます。

また、室内長は従来モデルとほぼ同等ながら、後部座席のスライド量や背もたれ角度の自由度が増しており、体格や用途に合わせた調整が容易です。さらに、静粛性の向上や遮熱ガラスの採用により、車内環境が快適になっています。

一方で、完全な平面を作るには依然としてマットや段差解消グッズが必要です。シート構造上の段差は解消されていないため、長時間の睡眠を考える場合はエアマットなどの使用が望ましいでしょう。

また、新型は安全装備や電装系が増えているため、改造やDIYベッド設置の際は配線位置やセンサーに干渉しないよう注意が必要です。これらの点を理解して活用すれば、新型N-BOXは従来以上に車中泊に適したモデルと言えるでしょう。

ニトリのマットで寝心地を高める方法

N-BOXをフルフラットにして車中泊をする際、快適性を大きく左右するのが寝具です。

特にニトリのマットはコストパフォーマンスに優れ、手軽に寝心地を向上させられるアイテムとして人気があります。ニトリで選ぶ際は、厚み5cm以上の高反発マットレスや折りたたみ式マットがおすすめです。

高反発タイプは体の沈み込みを防ぎ、長時間横になっても腰や背中に負担がかかりにくくなります。また、折りたたみ式なら使用後はコンパクトに収納でき、限られた車内スペースでも扱いやすいのが利点です。

さらに、マットの幅や長さはN-BOXの室内サイズに合わせることが重要で、大きすぎると敷き詰めにくくなり、小さすぎると寝返り時に不快感が生じます。

夏場は接触冷感素材のマットカバーを併用すると熱がこもりにくく、冬場は毛布や敷きパッドを加えて保温性を確保できます。こうした工夫を取り入れることで、シートの段差や凹凸を気にせず、家庭のベッドに近い快適さを実現できるでしょう。

2人でも広々使えるシートアレンジ

N-BOXは軽自動車ながら室内空間が広く、工夫次第で2人でもゆったり過ごせます。

ポイントは、シートアレンジを寝るスペースと荷物スペースにしっかり分けることです。まず助手席から後部座席までをフルフラットにし、就寝スペースとします。

その際、頭側を後部座席側にすることで足元に余裕が生まれます。

荷物はベッド下や助手席足元の空間に収納するのが効率的です。コンテナボックスや収納バッグを使えば、必要な物をすぐに取り出せます。また、2人分の寝具を敷く場合は、幅120cm前後のダブルサイズ相当のマットが最適で、狭さを感じにくくなります。

さらに、中央に仕切りとなる小物入れやクッションを置くと、それぞれのスペースを確保しつつ快適に眠れます。夏場は網戸やサンシェードで通気性とプライバシーを両立させ、冬場は断熱マットを活用して保温性を高めると、季節を問わず快適に過ごせます。

このようなアレンジを行えば、軽自動車でも十分な車中泊空間を実現できます。

車中泊キットや自作ベッドの活用法

車中泊を快適にするためには、専用の車中泊キットや自作ベッドの利用が効果的です。

市販の車中泊キットは、N-BOXのサイズに合わせたフレームやマットがセットになっており、設置や撤収が短時間で行えます。

特に、ベッド下に収納スペースを確保できる設計のものは、荷物が多い車中泊にも適しています。一方で、費用を抑えたい場合や自分好みのレイアウトにしたい場合は、自作ベッドが有効です。

N-BOX車中泊用ベッドの選び方（市販キット vs 自作）

種類	特徴	メリット	注意点
市販車中泊キット	N-BOX専用設計のフレーム＋マット	・設置・撤収が短時間・サイズや形状が最適化・ベッド下収納スペース確保可能	・価格が高め（数万円〜）
自作ベッド	イレクターパイプや木材で製作	・材料費約1万円前後で低コスト・好みのレイアウトにカスタマイズ可能・脚高さ調整で収納確保	・安全性・強度の確保が必須・製作時間と手間がかかる
共通ポイント	段差・凹凸対策にマットや敷きパッド併用	・快適な寝心地を確保・体への負担軽減	・厚みと収納性のバランスが必要