2026年に開催される次回のFIFAサッカーワールドカップについて、関心が高まっています。
史上初となる3カ国共同での開催となり、出場国の数も拡大されるなど、これまでとは大きく異なる大会です。気になる日程はもちろん、試合が行われる日本時間、日本代表が戦う最終予選の日程、そして観戦チケットはいつから購入できるのか、多くのファンが情報を探し始めています。
本大会の組み合わせやグループ分けがどうなるか、そして開催地の詳細まで、現時点で分かっている情報をお届けします。
<記事のポイント>
・2026年W杯の全日程と日本時間でのキックオフ
・アメリカ・カナダ・メキシコの全16開催都市
・48カ国に拡大された出場枠と大会形式
・日本代表の予選状況と本大会への道のり
2026年ワールドカップ日程の概要

- 次回FIFAサッカーワールドカップは2026年
- 2026年大会の開催地は北米3カ国
- 大会出場国は48チームに拡大
- 試合日程の日本時間キックオフは?
- 大会チケットはいつから購入できる?
次回FIFAサッカーワールドカップは2026年
2026年に開催されるサッカーの祭典は、第23回目となるFIFAワールドカップです。正式名称は「FIFA World Cup 26™」と発表されており、史上最大規模の大会となることが予告されています。
今大会の大きな特徴は、参加チームが従来の32カ国から48カ国へと大幅に拡大される点です。これにより、試合数も増加し、これまで以上に多くの国と地域が世界最高峰の舞台で競い合うことになります。大会スローガンには「WE ARE 26」が掲げられ、多様性と一体感を象徴しています。
大会基本情報
正式名称 | FIFA World Cup 26™ |
---|---|
開催期間 | 2026年6月11日(木)~ 7月19日(日) |
開催国 | カナダ、メキシコ、アメリカ合衆国 |
参加チーム数 | 48チーム |
総試合数 | 104試合 |
スローガン | WE ARE 26 (Somos 26 / Nous Sommes 26) |
大会期間は2026年6月11日から7月19日までの約1ヶ月半にわたって開催されます。2022年のカタール大会が冬開催だったため、伝統的な夏の開催時期に戻ることになります。
総試合数は104試合にのぼり、世界中のサッカーファンを熱狂させる長い戦いが繰り広げられるでしょう。より詳細な情報は、FIFAの公式サイトで随時更新されています。
(参照:FIFA公式サイト)
2026年大会の開催地は北米3カ国
FIFAワールドカップ26の舞台となるのは、カナダ、メキシコ、アメリカ合衆国の3カ国です。ワールドカップが3カ国で共同開催されるのは、歴史上初めての試みとなります。試合は全16都市に点在する最先端のスタジアムで行われます。
開催都市は地理的に「東部」「中部」「西部」の3つの地域に分けられており、チームやファンの移動負担を軽減する配慮がなされています。
特にアメリカには最多の11都市が選ばれており、大会の中心的な役割を担います。メキシコでは、伝説的なスタジアム「エスタディオ・アステカ」が3度目のワールドカップ開催地となることも大きな話題です。
開催都市一覧
各地域の開催都市とスタジアムは以下の通りです。
地域 | 国 | 都市(スタジアム名) | 収容人数 |
---|---|---|---|
東部地域 | カナダ | トロント(トロント・スタジアム) | 約45,000人 |
アメリカ | ボストン(ボストン・スタジアム) | 約65,000人 | |
ニューヨーク/ニュージャージー(ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム) | 約82,500人 | ||
フィラデルフィア(フィラデルフィア・スタジアム) | 約69,000人 | ||
アトランタ(アトランタ・スタジアム) | 約71,000人 | ||
中部地域 | メキシコ | メキシコシティ(エスタディオ・アステカ) | 約87,500人 |
モンテレイ(エスタディオ・モンテレイ) | 約53,500人 | ||
アメリカ | カンザスシティ(カンザスシティ・スタジアム) | 約76,000人 | |
ダラス(ダラス・スタジアム) | 約80,000人 | ||
ヒューストン(ヒューストン・スタジアム) | 約72,000人 | ||
マイアミ(マイアミ・スタジアム) | 約64,000人 | ||
西部地域 | カナダ | バンクーバー(BCプレイス) | 約54,000人 |
アメリカ | シアトル(シアトル・スタジアム) | 約69,000人 | |
サンフランシスコ・ベイエリア(サンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム) | 約68,500人 | ||
ロサンゼルス(ロサンゼルス・スタジアム) | 約70,000人 | ||
グアダラハラ(エスタディオ・グアダラハラ) | 約49,000人 |
※スタジアム名は大会期間中の呼称、収容人数は概算です。
決勝戦は、収容人数8万人を超えるニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムで開催されることが決定しています。各都市で独自の文化や特色があり、サッカー観戦だけでなく、開催地を巡る旅も大きな魅力の一つとなりそうです。
大会出場国は48チームに拡大

2026年大会における最も大きな変更点は、出場国枠が32から48へと一気に16チームも増加することです。これに伴い、各大陸連盟に割り当てられる出場枠も増えました。
アジア(AFC)の直接出場枠は従来の「4.5」から「8」へとほぼ倍増し、日本代表にとっては本大会出場のチャンスが広がったと言えます。一方で、アフリカ(CAF)や北中米カリブ海(Concacaf)の枠も大幅に増え、これまでワールドカップ出場が難しかった国々の躍進も期待されます。
各大陸連盟の出場枠
- アジア (AFC): 8枠
- アフリカ (CAF): 9枠
- 北中米カリブ海 (Concacaf): 6枠 (開催国3枠を含む)
- 南米 (CONMEBOL): 6枠
- オセアニア (OFC): 1枠
- ヨーロッパ (UEFA): 16枠
- 大陸間プレーオフ: 2枠
※大陸間プレーオフには、ヨーロッパを除く5大陸連盟から計6チームが参加し、最後の2枠を争います。
大会形式も変更されます。グループステージは、48チームが4チームずつ12組に分かれて総当たり戦を行います。
各グループの上位2チーム(計24チーム)と、各組3位のうち成績上位の8チームが決勝トーナメントに進出します。
これにより、決勝トーナメントは従来の16チームから32チームによるノックアウト方式となり、ラウンド32が新たに追加されました。決勝までの試合数は、従来の7試合から8試合に増えることになります。
試合日程の日本時間キックオフは?
多くの日本のファンにとって最も気になるのが、試合のキックオフ時間でしょう。開催地は北米大陸に広がっており、日本との時差は大きくなります。現地のキックオフ時間によっては、日本の視聴時間は深夜から早朝になることが予想されます。
FIFAが発表した主要な試合日程と、日本時間への換算(目安)は以下の通りです。
主要日程(日本時間)
- 開幕戦: 2026年6月12日(金)早朝
- グループステージ: 2026年6月12日(金)~ 6月28日(日)
- ラウンド32: 2026年6月29日(月)~ 7月4日(土)
- ラウンド16: 2026年7月5日(日)~ 7月8日(水)
- 準々決勝: 2026年7月10日(金)~ 7月12日(日)
- 準決勝: 2026年7月15日(水)~ 7月16日(木)
- 3位決定戦: 2026年7月19日(日)
- 決勝戦: 2026年7月20日(月・祝)早朝
時差に関する注意点
開催都市は複数のタイムゾーン(東部、中部、太平洋時間など)にまたがっています。また、サマータイムの有無によっても日本との時差は変動します。正確なキックオフ時間は、組み合わせ抽選後に発表される各試合の公式スケジュールで必ず確認してください。
日本代表の試合は、できるだけ多くの人が観戦できる時間に組まれると嬉しいですね。特に決勝トーナメントに進出した際は、放送時間の調整にも期待したいところです。
大会チケットはいつから購入できる?
ワールドカップの観戦チケットは、世界中のファンが注目する争奪戦となります。現時点で、具体的なチケットの販売開始日は発表されていませんが、これまでの大会と同様に、FIFAの公式ウェブサイトを通じて販売される予定です。
購入の第一歩として、まずはFIFAの公式サイトでチケット情報に関するメーリングリストに登録しておくことを強くおすすめします。これにより、販売スケジュールや申し込み方法に関する最新情報をいち早く受け取ることが可能です。
一般的なチケット販売の流れ
- 情報登録フェーズ: FIFA公式サイトで、チケットに関心がある旨を登録します。これが全ての始まりです。
- 抽選販売フェーズ: 大会が近づくと、第1次の販売フェーズとして抽選方式での申し込みが開始されることが一般的です。希望する試合や席種を選んで申し込み、当選すれば購入権利が得られます。
- 先着販売フェーズ: 抽選販売後、残ったチケットが先着順で販売されます。人気の試合は即座に売り切れることが多いです。
- リセールフェーズ: 定価でチケットを再販できる公式のリセールプラットフォームが提供される場合もあります。
ホスピタリティパッケージ
一般的な観戦チケットとは別に、食事や記念品などがセットになった「ホスピタリティパッケージ」が先行して販売されることがあります。価格は高額ですが、確実に観戦したい富裕層や法人向けに提供されています。こちらもFIFA公式サイトで情報が公開されます。
チケットの価格やカテゴリー分けなどの詳細は、販売開始が近づくにつれて明らかになります。非公式なルートでのチケット購入は、詐欺やトラブルの原因となるため避けるべきです。必ずFIFAが指定する正規のルートから購入手続きを行いましょう。
2026年ワールドカップ日程と日本代表

- 日本代表のアジア最終予選の日程
- 本大会のグループ分け抽選について
- 決勝トーナメントの組み合わせを予想
- 注目される日本代表のメンバー
日本代表のアジア最終予選の日程
8大会連続のワールドカップ出場を目指す日本代表にとって、アジア最終予選(3次予選)は最も重要な戦いです。2024年9月から始まったこの予選は、ホーム&アウェイ方式の過酷な長丁場となります。
アジアの出場枠が「8.5」に拡大されたとはいえ、各国のレベルは年々向上しており、決して簡単な戦いではありません。
日本はグループCに属し、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアといった一筋縄ではいかない相手としのぎを削っています。
各グループの上位2チーム(計6チーム)がワールドカップ本大会への出場権を直接獲得し、3位と4位のチームはプレーオフへと回ります。日本代表としては、何としても2位以内を確保し、ストレートでの出場を決めたいところです。
最終予選のポイント
最終予選を勝ち抜くためには、ホームで着実に勝ち点を積み重ねることが絶対条件です。さらに、中東や東南アジアでのアウェイゲームは、気候やピッチコンディション、長距離移動など、サッカー以外の要素も勝敗を大きく左右します。チーム全体の総合力とマネジメント能力が問われる厳しい戦いが続きます。
これまでの試合では、厳しいプレッシャーの中で苦戦する場面もありましたが、チーム一丸となって勝ち点を積み上げています。最終戦まで目の離せない展開が続くことは間違いないでしょう。
本大会のグループ分け抽選について
アジア最終予選を無事に突破すると、次はいよいよ本大会のグループ分け(組み合わせ抽選会)が待っています。この抽選会が、チームの運命を大きく左右すると言っても過言ではありません。
抽選会は、2025年12月に行われる予定です。48の出場国は、最新のFIFAランキングに基づいて4つのポットに分けられます。開催国であるカナダ、メキシコ、アメリカは、ランキングに関わらず最上位のポット1に入ることが決まっています。
ポット分けの仕組み
- ポット1: 開催国3チーム + FIFAランキング上位9チーム
- ポット2: 次点のFIFAランキング上位12チーム
- ポット3: 次点のFIFAランキング上位12チーム
- ポット4: 残りの9チーム + 大陸間プレーオフ勝者2チーム + 欧州プレーオフ勝者4チーム(抽選時点では未定)
原則として、同じ大陸連盟のチームは同じグループには入りません(チーム数が多いヨーロッパを除く)。日本がどのポットに入るか、そしてどの強豪国と同じグループになるか、抽選会の行方には世界中の注目が集まります。
いわゆる「死の組」を避け、比較的戦いやすいグループに入ることができれば、決勝トーナメント進出の可能性は大きく高まります。
逆に、優勝候補の国々と同組になれば、グループステージから厳しい戦いを強いられることになります。抽選会の結果次第で、大会への期待感は一気に高まるでしょう。
決勝トーナメントの組み合わせを予想

グループステージを突破した32チームによって争われる決勝トーナメントは、一発勝負のノックアウトステージです。今大会からラウンド32が新設され、より多くのチームにチャンスが与えられます。
日本代表が目標として掲げる「ベスト8以上」を達成するためには、この厳しいトーナメントを3回勝ち抜かなければなりません。グループステージを1位で突破するか、2位で突破するかによって、決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)の相手が大きく変わってきます。
もし日本がグループを1位で通過できれば、他のグループの2位チームと対戦することになり、比較的有利な組み合わせになる可能性が高いです。初戦を突破して勢いに乗りたいところですね!
トーナメントの組み合わせは、あらかじめ決められたレギュレーションに沿って機械的に決まります。例えば、「A組1位はB組2位と対戦する」といった形です。
ファンにとっては、自国のチームが勝ち進んだ場合にどの国の代表と対戦する可能性があるのか、トーナメント表を眺めながら予想するのもワールドカップの醍醐味の一つです。
もちろん、対戦相手がどこであろうと、持てる力のすべてを出し切らなければ勝利はありません。しかし、組み合わせの運がチームの快進撃を後押しすることがあるのも、また事実です。
注目される日本代表のメンバー
2026年の本大会で、どのようなメンバーが日本代表のユニフォームに袖を通すのか、ファンの関心は尽きません。最終予選を戦うメンバーが中心となることは間違いありませんが、大会までの期間に新たな才能が登場する可能性も十分にあります。
中心となる欧州組
現在の日本代表は、イングランド、スペイン、ドイツ、フランスといった欧州のトップリーグで活躍する選手たちが中心を担っています。厳しい環境で日常的にプレーする彼らの経験と実力は、チームの大きな財産です。キャプテンシーを発揮するベテランから、チームの攻撃を牽引する若きエースまで、多彩なタレントが揃っています。
期待される若手の台頭
一方で、国内のJリーグで頭角を現す若手選手や、東京オリンピック世代の選手たちの突き上げも期待されます。本大会までの約1年半で急成長を遂げ、代表の座を掴み取る選手が出てくるかもしれません。世代交代と融合が、チームをさらに高いレベルへ引き上げるための重要な鍵となります。
最終的に選ばれる23名(※大会レギュレーションにより変動の可能性あり)は、監督がチームの戦術やコンディションを考慮し、最適なバランスで選出します。誰が選ばれ、誰が外れるのか。メンバー発表の瞬間は、いつも大きなドラマを生みます。
ファンとしては、お気に入りの選手が選ばれることを願いつつ、どのようなメンバー構成になっても「ONE TEAM」として全力で応援することが大切です。
2026年ワールドカップ日程の総まとめ
この記事で解説してきた、2026年FIFAワールドカップに関する重要なポイントを最後にまとめます。
- 2026年W杯はカナダ・メキシコ・アメリカの3カ国共同開催
- 大会期間は2026年6月11日から7月19日
- 参加国は従来の32から48へと大幅に拡大
- 総試合数は104試合で行われる
- 大会形式は4チーム×12組のグループステージに変更
- 各組上位2チームと3位の成績上位8チームが決勝Tへ
- 決勝トーナメントは32チームによるノックアウト方式
- 決勝戦は7月19日(日本時間20日)にニューヨークで開催
- アジアの直接出場枠は8枠に増加
- 日本代表は現在アジア最終予選を戦っている
- 本大会のグループ分け抽選会は2025年12月の予定
- 開催地との時差により日本での観戦は深夜から早朝が中心
- 観戦チケットはFIFA公式サイトで情報登録が必要
- チケット販売は抽選方式から始まるのが通例
- 史上最大規模の大会として世界中から注目されている
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