2026年お盆休みはいつ？祝日を含めた連休カレンダー

2026年のお盆休みはいつからいつまでなのか、具体的な日付が気になりますよね。

旅行や帰省の計画を立てる上で、正確なカレンダー情報は欠かせません。

この記事では、2026年8月のお盆期間はもちろん、祝日の並びから考えられる連休のパターンを詳しく解説します。

また、2026年のゴールデンウィークや年末年始、さらには3月のお彼岸とその彼岸明けの時期についても触れていきます。

加えて、少し先を見据えて2027年のお盆休みやゴールデンウィークの情報も参考として掲載しており、長期的な休暇計画にも役立つ内容です。

＜記事のポイント＞
・2026年のお盆休みは8月13日(木)から16日(日)の4連休
・8月11日(火)の祝日「山の日」と合わせて大型連休も可能
・ゴールデンウィークやシルバーウィークは5連休
・翌年2027年の連休情報もあわせて確認できる

2026年お盆休みの期間はいつからいつまで？
2026年お盆休み以外の連休と翌年予測

2026年お盆休みの期間はいつからいつまで？

お盆休みはいつ？
8月のカレンダーで連休を確認
一般的なお盆期間について
山の日と祝日との関係

お盆休みはいつ？

2026年のお盆休みは8月13日(木)から8月16日(日)までの4連休となる見込みです。

この期間は、多くの企業や官公庁で夏季休暇として定められることが通例となっています。2026年は木曜日から日曜日までが連休となるため、特別な休暇を取得しなくてもまとまった休みが確保でき、比較的予定が立てやすい日並びと言えるでしょう。

ただ、注意点として、この「お盆休み」の期間は法律で一律に定められた国民の休日ではありません。

そのため、所属する企業や組織、またお住まいの地域によって期間が異なる場合があります。計画を立てる上で最も確実なのは、ご自身の勤務先の就業規則や年間の休日カレンダーを確認することです。

参考として、一般的なお盆期間の日程を以下の表にまとめました。

日付	曜日	区分	主な行事
2026年8月13日	木曜日	盆の入り（迎え盆）	夕方に迎え火を焚き、ご先祖様の霊をお迎えします。
2026年8月14日	金曜日	お盆休み（中日）	お墓参りや法要などを行います。
2026年8月15日	土曜日	お盆休み（中日）	家族や親戚で集まり、故人を偲びます。
2026年8月16日	日曜日	盆の明け（送り盆）	夕方に送り火を焚き、ご先祖様の霊をお見送りします。

夏季休暇の期間は必ず勤務先にご確認ください

上記はあくまで全国的に最も一般的な例です。企業によっては、お盆期間を固定せず、7月から9月の間で従業員が自由に数日間の夏季休暇を取得できる「フレックス休暇制度」を導入している場合もあります。

旅行や帰省の予約を進める前に、ご自身の職場の休日規定を必ず確認するようにしましょう。

8月のカレンダーで連休を確認

2026年8月のカレンダーを詳しく見てみると、お盆休みの直前に祝日が存在することが大きな特徴です。この祝日を戦略的に活用することで、基本の4連休をさらに長い大型連休へと延ばすことが可能になります。

具体的には、8月11日(火)が「山の日」という国民の祝日になっています。この日とお盆休み（8月13日～16日）の間には、8月12日(水)という平日が一日だけ挟まっています。

もしこの日に有給休暇を取得することができれば、8月11日(火)から8月16日(日)までの6連休が完成します。

さらに、その前の8月10日(月)も休暇を取得できれば、土日を含めた8月8日(土)から始まる最大9連休という、夏を満喫できる長期休暇も実現可能です。

有給休暇を活用した大型連休プラン

プランA：堅実な6連休
取得する有給休暇：8月12日(水)の1日間
連休期間：8月11日(火) ～ 16日(日)の6日間

プランB：夢の9連休
取得する有給休暇：8月10日(月)と12日(水)の2日間
連休期間：8月8日(土) ～ 16日(日)の9日間

もし2日間の有給休暇取得が可能であれば、9連休は非常に魅力的です。普段はなかなか行けない海外への旅行や、複数の場所を巡る国内周遊、あるいは実家でゆっくりと過ごすなど、計画の幅が大きく広がります。

人気の旅行先や航空券は早くから予約が埋まる可能性が高いため、早めに休暇取得の調整を始めてみてはいかがでしょうか。

一般的なお盆期間について

そもそも「お盆」とは、ご先祖様の霊を年に一度お迎えし、感謝の気持ちを伝えて供養する日本の伝統的な行事です。

その起源は仏教の「盂蘭盆会（うらぼんえ）」という行事に由来すると言われています。お釈迦様の弟子である目連が、亡き母が地獄で逆さ吊りの苦しみを受けていることを知り、お釈迦様の教えに従って多くの僧侶をもてなし供養したことで、母を救うことができたという物語が元になっています。

このお盆の時期ですが、実は日本全国で統一されているわけではありません。明治時代の改暦（旧暦から新暦への移行）の影響などにより、主に以下の3つの期間に分かれています。

お盆の3つの主要な期間

新盆（しんぼん・にいぼん）または7月盆
新暦の7月13日～16日に行われるお盆です。主に東京都の多摩地区以外や、神奈川県、静岡県、北海道函館市など、一部の地域で採用されています。
月遅れ盆または8月盆
新暦の8月13日～16日に行われます。これは、多くの地方で7月中旬が農作業の繁忙期と重なっていたため、農作業が落ち着く一ヶ月遅れの8月に行うようになったものです。現在では全国的に最も一般的な期間となっており、多くの企業がこの時期に夏季休暇を設定します。
旧盆
旧暦の7月13日～16日に行うお盆です。旧暦を基準にするため、毎年日付が変わります。沖縄県や鹿児島県の奄美地方などでは、現在でもこの旧盆の風習が色濃く残っています。

このように、本来のお盆期間は地域文化と密接に結びついていますが、多くの人が「お盆休み」と聞いて思い浮かべるのは、帰省ラッシュなどが全国的に見られる「月遅れ盆」の時期です。

お盆の風習「精霊馬」に込められた想い

お盆飾りの一つとして知られる「精霊馬（しょうりょううま）」。

きゅうりを馬に、ナスを牛に見立てて作られますが、これには「ご先祖様が来るときは、少しでも早く来られるように足の速い馬に乗って」「お帰りになるときは、名残を惜しんで少しでもゆっくりと帰られるように歩みの遅い牛に乗って」という、ご先祖様を想う温かい気持ちが込められていると言われています。

山の日と祝日との関係

2026年のお盆休みを計画する上で、非常に重要な役割を果たすのが8月11日の祝日「山の日」です。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨のもと、2014年に制定、2016年から施行された国民の祝日です。

比較的新しい祝日ですが、夏の休暇シーズンに大きな影響を与えています。

前述の通り、2026年の山の日は火曜日にあたります。この祝日の存在が、お盆休みと週末との間の平日を減らし、少ない有給休暇の取得で大型連休を実現しやすくしているのです。これは2026年のカレンダーにおける最大のメリットの一つと言えるでしょう。

もし「山の日」という祝日がなかった場合、お盆休み（木～日）を9連休にするためには、月・火・水の3日間の平日をすべて休む必要があります。

しかし、2026年は山の日が火曜日にあるため、月曜日と水曜日のわずか2日間の休暇取得で済むのです。これは、休暇の申請に対する心理的なハードルを下げ、より多くの人が長期休暇を計画しやすくなります。

2026年お盆休み以外の連休と翌年予測

ゴールデンウィークとの比較
2026年から2027年の年末年始
3月にある春のお彼岸の期間
春のお彼岸・彼岸明けはいつ？
参考情報：2027年のお盆休み
2027年のゴールデンウィーク

ゴールデンウィークとの比較

2026年の休暇計画を総合的に立てるためには、お盆休みだけでなく他の大型連休、特に春のゴールデンウィークとの比較が欠かせません。

2026年のゴールデンウィークは、5月2日(土)から5月6日(水)までの5連休という、恵まれた日並びになっています。

これは、5月3日(日)の憲法記念日が日曜日にあたるため、祝日法に基づき、最も近い平日である5月6日(水)が振替休日となるためです。

さらに、4月29日(水)が昭和の日で祝日であるため、間の平日である4月30日(木)と5月1日(金)の2日間に休暇を取得すれば、4月29日(水)から5月6日(水)までの8連休という長期休暇も可能です。

大型連休	基本連休	有給2日取得時の最大連休	時期と特徴
ゴールデンウィーク	5日間	8日間	春の行楽シーズンで気候が良い。全国の観光地が混雑する。
お盆休み	4日間	9日間	夏のレジャーシーズン。帰省ラッシュと重なる。

有給休暇を2日間使うという同じ条件で比較すると、お盆休みが9連休、ゴールデンウィークが8連休となり、実はお盆休みのほうが一日長い休暇を確保できます。

気候の良い春に長期旅行をしたいか、夏休みの時期にゆっくり過ごしたいか、ご自身のライフスタイルに合わせて計画を立てると良いでしょう。

2026年から2027年の年末年始

一年の締めくくりと始まりを飾る年末年始の休暇も重要な計画対象です。

多くの企業や官公庁では、行政機関の休日に関する法律に基づき、12月29日から1月3日までを休日とするのが一般的です。この慣例に従うと、2026年から2027年にかけての年末年始は、12月29日(火)から1月3日(日)までの6連休となる見込みです。

さらに、多くの企業では仕事納めが12月28日(月)になることが予想されます。もしこの日に有給休暇を取得することができれば、その前の土日である12月26日(土)から休みが始まり、合計9連休という、お盆休みやゴールデンウィークに匹敵する長期休暇になります。

年末の大掃除や新年の準備、あるいは年末年始を海外で過ごすといった計画も、余裕をもって進めることができそうです。

3月にある春のお彼岸の期間

お盆と並び、ご先祖様を供養するための大切な仏教行事として「お彼岸」があります。春のお彼岸は、昼と夜の長さがほぼ同じになる「春分の日」を中日（ちゅうにち）とし、その前後3日間を合わせた合計7日間の期間を指します。

「彼岸」とは仏教用語で「向こう岸」、つまり悟りの世界（浄土）を意味し、この期間は浄土にいるご先祖様と心が通じやすくなると考えられています。

2026年の「春分の日」は3月20日(金)です。したがって、春のお彼岸の期間は以下の7日間となります。

彼岸入り：3月17日(火)
中日（春分の日）：3月20日(金)
彼岸明け：3月23日(月)

この期間には、お墓参りに行き、お墓を掃除してご先祖様に感謝を伝えます。また、春のお彼岸には「ぼたもち」をお供えする風習があります。これは、春に咲く牡丹の花にちなんだものです。

春のお彼岸の彼岸明けはいつ？

前述の通り、2026年における春のお彼岸の彼岸明けは3月23日(月)です。「彼岸明け」とは、7日間にわたるお彼岸の期間が終了する最終日のことを指します。この日をもって、ご先祖様を供養する一連の行事が一段落します。

お彼岸の期間は、初日の「彼岸入り」に始まり、中日を経て、最終日の「彼岸明け」で終わります。この7日間は、ご先祖様への感謝を伝えるだけでなく、仏教の教えに触れ、自分自身の行いを見つめ直すための貴重な機会とされています。

お彼岸期間と祝日の関係について

ここで注意しておきたいのは、お彼岸の7日間すべてが休日になるわけではないという点です。国民の祝日として定められているのは、中日にあたる「春分の日」のみです。

ただし、2026年は幸運なことに春分の日が金曜日にあたるため、土日と合わせて自動的に3連休となります。この連休を利用して、お墓参りの計画を立てる方が多くなるでしょう。

参考情報：2027年のお盆休み

少し先の計画を立てる方のために、翌年2027年のお盆休みの見通しについても参考情報としてご紹介します。2026年との比較で、休暇計画のヒントが見つかるかもしれません。

2027年のお盆期間（8月13日～16日）は、金曜日から月曜日までの4連休となります。2026年と同じく4連休ではありますが、週末をきれいに挟む形になるため、非常にすっきりとした連休に感じられるでしょう。

一方で、2027年の山の日は8月11日(水)と平日の真ん中に位置します。そのため、有給休暇を2日間（12日と13日）取得しても7連休となり、2026年ほど簡単に9連休のような大型連休を組むのは難しい日並びです。

2027年のゴールデンウィーク

同様に、2027年のゴールデンウィークについても見てみましょう。2027年は、4月29日(木)が昭和の日、5月3日(月)から5日(水)までが憲法記念日、みどりの日、こどもの日という祝日の配置です。

カレンダーを見ると、5月1日(土)と2日(日)の週末を挟んで、前半に飛び石の祝日、後半に3連休がある、いわゆる「飛び石連休」の典型的なパターンです。

もし間の平日である4月30日(金)に休暇を取得することができれば、4月29日(木)から5月5日(水)までの7連休を作ることが可能になります。

こうして比較してみると、2026年がいかに連休に恵まれた「当たり年」であるかがよく分かりますね。

特に有給休暇を組み合わせた際の連休の長さは、2026年に大きな魅力があります。もし長期の旅行や特別な計画を考えているのであれば、翌年を待つよりも2026年に実行する方向で計画を立てるのが賢明と言えるかもしれません。

まとめ：2026年のお盆休みのポイント

最後に、この記事で解説してきた2026年のお盆休みを中心とした休日・連休の情報を、要点を絞って一覧でまとめます。来年の計画を立てる際の最終チェックとしてご活用ください。

2026年のお盆休みは一般的に8月13日木曜日から16日日曜日までの4連休
8月11日火曜日は祝日「山の日」
お盆休みと山の日の間の平日は8月12日水曜日の1日のみ
有給休暇を1日取得すれば6連休に
有給休暇を2日間取得すれば最大で9連休が可能
お盆の期間は地域によって異なり8月盆が全国的に主流
2026年のゴールデンウィークは5月2日土曜日から6日水曜日までの5連休
GWは有給休暇の取得で最大8連休にできる
2026年は9月にも5連休のシルバーウィークがある
2026年から2027年にかけての年末年始は6連休
年末年始も有給休暇を使えば9連休にすることが可能
春のお彼岸は3月17日から23日までの7日間
お彼岸の中日である春分の日は金曜日で3連休となる
翌年2027年のお盆休みは金曜日から月曜日の4連休
2026年は連休に恵まれた計画の立てやすい年といえる